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Songs for januka

2021/03/03

Songs for januka | 東京都港区
​​ 
■Client Works / Space, Product


​​音楽を使った空間デザイン。音楽を使ったプロダクトデザイン。

ジュエリーブランド「januka」の店舗音楽とブライダルリングの音楽。

コンセプトは「2つの視点」。janukaのジュエリーが持つ二面性、「しなやかさと力強さ」「無機的と有機的」「移ろう色や光と建築的なフレーム」などを、2種類の音楽「Songs for januka #1」「Songs for januka #2」で表現。

「#1」はマリンバと木琴の幾つかのフレーズをランダムに織り交ぜ、「#2」はシンセサイザーやピアノなどの幾つかのフレーズを規則的に配置。

店内では楽曲「#1」「#2」を同時に再生。2曲は、尺は異なるも調性(キー)が同じため、常にズレながらも重なり調和し、「居る場所によって聴こえ方が変わる、グラデーションのような音楽空間」を作った。

また、janukaが手掛ける「BRIDAL」シリーズのリング「Y Ring」「U Ring」「V RIng」「C Ring」「D RIng」「ANNUAL Ring」「CHAIN Ring」に合わせた楽曲も制作。リングのコンセプトや形状、加工方法から着想を得て、「Songs for januka #1」「Songs for januka #2」をベースに7種類のバリエーションに仕上げた。リング購入者には、楽曲のQRコードを配布している。

<Y Ring>
「#1」はトレモロ(周期的な音量の上下による揺れる効果)のエフェクトを滑らかに1/4周期で50%かけ、変化した音の波形でリングのカーブを表現。「#2」は等間隔で流れる和音のEQ(特定の周波数帯域を強調または減衰する効果)/パン(音の位置)などを徐々に変化させることで、リングの滑らかな形状変化を表現した。

<U Ring>
「#1」はトレモロ(周期的な音量の上下による揺れる効果)のエフェクトを粗めに1/2周期で70%かけ、変化した音の波形でリングのU字カットを表現。「#2」は等間隔に流れる和音の8拍目にディレイのエフェクトを1/4周期でかけて、ゆっくりと音がこだますることで、リングのU字カットを表現した。

<V Ring>
「#1」はトレモロ(周期的な音量の上下による揺れる効果)のエフェクトを少し粗めに1/1周期で90%かけ、変化した音の波形でリングのV字カットを表現。「#2」は等間隔に流れる和音の8拍目にディレイのエフェクトを1/16周期でかけ、速く音がこだますることで、リングのV字カットを表現。

<C Ring>
「#1」はステレオディレイ(反響音をシミュレートする効果)のエフェクトをかけ、左右にこだまする音でリングの重なりを表現。「#2」は等間隔で流れる和音に、異なる響きの和音を等間隔に流し、それぞれの和音が交互に聞こえることで、違う属性の2つのリングを表現した。

<D Ring>
「#1」は擬似ステレオ(同一の音を左右に少しズラして配置する手法)の処理をして、左右にズレる音で2種類のリングを表現。「#2」はひとつの素材の和音を2つに分解し、それぞれを交互に等間隔で流すことで、2つのリングが1つに合わさることを表現した。

<ANNUAL Ring>
「#1」はディレイ(反響音をシミュレートする効果)のエフェクトを強めにかけ、だんだんと重なっていく音でリングの積み重ねを表現。「#2」は6種類の音の素材を、1つずつ段々と重ねていくことで、リングのコンセプトである「木の年輪」を表現した。

<CHAIN Ring>
「#1」は擬似ステレオ(同一の音を左右に少しズラして配置する手法)を使って左右に音を分割し、中央にモノラルの新しいフレーズを入れることでリングのチェーンを表現。「#2」はワウ(強調する周波数帯を変える効果)をかけたフレーズと、規則的なフレーズを一定間隔で交互に配置してチェーンのひねりを表し、パーカッションにはフランジャー(変化する遅延音を混ぜる効果)をかけて、鎖の結びつきを表現した。

Spatial design using music. Product design using music.

Music for the shop and the bridal rings of jewelry brand "januka".

The song concept is "Two Perspectives". We expressed in two types of music the duality of januka's jewelery "Suppleness and Strength," "Inorganic and Organic," and "Transitional Colors, Light, and Architectural Frames".

The song "#1" is composed by randomly interweaving some phrases of marimba and xylophone, and the song "#2" is composed by regular synthesizers and pianos.

The songs "#1" and "#2" are played at the same time in the shop. The two songs have different scales but the same tonality, so music always overlap and harmonize with each other, creating a "gradation-like music space where the way you hear changes depending on where you are."

We also made songs for the bridal rings "Y Ring", "U Ring", "V RIng", "C Ring", "D RIng", "ANNUAL Ring", and "CHAIN ​​Ring" from januka's "BRIDAL" series.

Title:Songs for januka
Client, Photo:januka

Photo (Ring):Aoi Kudo

Interior Design:Yusuke Seki Studio

Stool, Cash Tray:Sho Ota

Staff Uniform:Jens

Aroma:HORTENCE

​​Music Written by The Vegetables

Music Directed by Vegetable Record

#1+#2
00:00 / 25:04
#1
00:00 / 24:56
#2
00:00 / 07:10
Y Ring
00:00 / 01:00
U RIng
00:00 / 01:00
V Ring
00:00 / 01:00
C Ring
00:00 / 01:00
D Ring
00:00 / 01:00
ANNUAL Ring
00:00 / 01:00
CHAIN Ring
00:00 / 01:00
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